プライベートジェットが燃料を満タンにしたときにどれだけ飛んでいることができるのかなど、飛行機や船が最大限の燃料を積んだときに飛行・航行することができる距離のことを「航続距離」といいます。
例えば、Citation CJ2は最大航続距離が2,990km、CitationⅢが2,222kmで、東京から上海くらい、Learjet 45XRなら最大航続距離が3,860kmで、東京から台湾やグアムくらいまでの距離を飛ぶことができます。日本国内の移動であったり、比較的近い地域への移動に適しています。
東京からシンガポールくらいまでの航続距離が必要というのなら、Gulfstream G200 なら最大航続距離 6,700km、Challenger 601なら5,148km ~6,202km、GulfstreamⅢなら5,739km~6,275kmなので、アジア圏内を移動するのに適しています。
東京からシアトルくらいの航続距離が必要であれば、Gulfstream G450の最大航続距離が7,810km、GulfstreamⅣなら7,401kmあり、少々遠出しても安心です。
東京からニューヨークやロンドンまでとなると、最大航続距離11,480kmのBoeing BBJ、12,030kmのGulfstream G550、11,390kmのGlobal Expressなどが必要になります。
プライベートジェットの航続距離もだいたい旅客機と同じくらいのようです。もしプライベートジェットを購入したり、チャーターしたりするということになったら、使用目的に合った航続距離のものを選ぶことが大切です。
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